もっと知りたい!屋根・外壁・外装シミュレーションについて
AIカラーシミュレーションとは?仕組みと使い方をわかりやすく解説
「AIカラーシミュレーション」という言葉を目にしたものの、普通の色変更アプリと何が違うのか、いまひとつピンとこない方も多いのではないでしょうか。ここでは、その仕組みと使い方から、導入で何が変わるのかまで、あらためて整理してみたいと思います。
◆ AIカラーシミュレーションとはどんな技術か
一般的な写真加工アプリの多くは、写真の中の壁や屋根の範囲を人の手で選択し、その部分に単色を塗り重ねるという仕組みです。一方でAIカラーシミュレーションは、AIが画像の中から建物の形状や素材、質感、影のでき方までを認識したうえで、色を変えた際の見え方を再現する技術です。単に色を塗りつぶすのではなく、「その色の塗料を、実際にその素材・その光の当たり方で塗ったらどう見えるか」を計算して表示している点が大きな違いです。
この変換技術はハウスケープ株式会社が特許を取得しており(特許第7805059号)、屋根・外壁だけでなく雨樋・破風・鼻隠しといった細かな部位までAIが自動で認識し、部位ごとに高精度なマスキング(色を変える範囲の選定)を行います。人の手で範囲を指定する必要がないため、写真をアップロードしてから仕上がりイメージが出るまで、わずか5秒で完結します。
◆ どのように使うのか
使い方はシンプルです。ご自宅や現場の屋根・外壁の写真を1枚アップロードするだけで、あとはAIが自動で建物の部位を認識し、色の候補を選ぶだけで仕上がりイメージが表示されます。専門的な画像編集の知識や操作の練習は必要ありません。
写真をアップロード — 現地調査で撮影した建物写真をそのまま利用できます。特別な撮影機材は不要です。
変更後の色を選択 — 日塗工番号や大手塗料メーカーの品番を含む1,500色以上のカラーバリエーションから選びます。「実際に発注する色」と「シミュレーションで見せる色」にズレが生じにくいのも特徴です。
カラーシミュレーションが完成 — 約5秒で、質感を残したままのリアルな完成イメージが生成されます。
生成したシミュレーション画像はリンクで施主様にそのまま共有でき、共有された側でも色の変更やお気に入り保存が行えます。契約までに時間が空く案件でも、LINEなどを使って施主様と色の検討を続けられます。また、いえサプリ(工務店・事業者向けCRM)と連携している場合は、現地調査の報告書にシミュレーション画像をそのまま自動添付することもできます。
◆ どんな場面で役立つのか
施主様であれば、ご自宅の外観リフォームを検討する際に、複数の色を実際の写真で比較しながらご家族で相談する、といった使い方ができます。塗装店様であれば、営業提案の場でお客様と会話をしながらその場でいくつものパターンをお見せできるため、「持ち帰って検討します」ではなく、その場で具体的なイメージを共有した上での提案が可能になります。
スマートフォンやタブレットがあれば動作するため、専用ソフトをインストールしたパソコンの前でしか作業できなかった従来のやり方とは異なり、現地調査のその場で施主様と一緒に色を検討できるのが最大の特徴です。
◆ 他のシミュレーション手段との違い
「色を変えた完成イメージを見せる」という目的だけであれば、選択肢は他にもあります。AIカラーと代表的な手段を比べると、次のような違いがあります。
手段 | 提供タイミング | 品質 | 所要時間 |
|---|---|---|---|
AIカラーシミュレーション | 商談中・その場で | 質感を保持したまま変換 | 約5〜10秒 |
一般的な生成AI(ChatGPT・Geminiなど) | 商談中(多少手間) | 都度再生成が必要で仕上がりが安定しにくい | 1分程度〜 |
従来の専用シミュレーションソフト | 契約後(持ち帰り) | 範囲選択して色を重ねる方式 | 1〜2時間 |
外部委託 | 契約後 | 丁寧だが日数がかかる | 2〜3日 |
フォトショップでの手作業 | 契約後 | 丁寧だが専門知識が必要 | 1〜2時間 |
従来のシミュレーションソフトの多くは、「撮影→パソコンに取り込む→範囲選択→色を重ねる→お客様へ提供」という工程を踏む必要があり、専用ソフトをインストールしたパソコンでしか動かないためその場での提案には不向きでした。AIカラーは「撮影→アップロード→お客様へ提供」の3ステップに短縮し、スマホ・iPadでの利用を前提にすることで、現地調査の場での提案を可能にしています。
なお、「ChatGPTやGeminiのような無料の生成AIで同じことができるのでは?」という疑問はよくいただきます。この点は無料AIでカラーシミュレーションを行う際の限界や注意点として別記事で詳しく整理していますので、あわせてご覧ください。
→ 関連記事:【外壁塗装】無料AI(ChatGPTやGemini)でカラーシミュレーションをする限界と、失敗しないための注意点
→ 関連記事:「無料アプリでいいのでは?」に答える、カラーシミュレーション6タイプの違いと選び方
◆ 導入で何が変わるのか
現地調査の場でカラーシミュレーションを活用した事業者では、活用しない場合と比較して契約率が平均25%向上したという調査結果が確認されています。完成イメージを事前にすり合わせられることで、「思っていたのと違った」という契約後のイメージ違いによるクレームの防止にもつながります。あわせて、特許取得済みのAI技術によりシミュレーションにかかる作業時間は90%以上削減されるため、これまで持ち帰りや外注でシミュレーションを作成していた事業者にとっては、そのコストと時間をまるごと圧縮できる計算です。
導入事業者の声を一部ご紹介します。
株式会社石川商店(東京都品川区):これまで契約後にしかできなかったシミュレーションを商談段階で提示できるようになり、外壁塗装案件の契約率が15%以上向上。1時間かかっていた作業もほぼゼロに。
株式会社マルシン(岩手県紫波郡):マスキング処理が不要になったことで営業担当の負担が大幅に軽減。冬期間、契約から施工まで時間が空く施主様とのコミュニケーションにも活用。
タナカ工業株式会社(青森県八戸市):ドローン診断による屋根の現状把握とAIカラーの完成イメージ提示を組み合わせ、お客様の納得感を醸成。外注コストの削減にもつながった。
全国約100社の屋根・外壁・塗装事業者さまに導入いただいており、相見積もりに強いツールとしての評価もいただいています。
◆ よくある質問
Q. 実際のシミュレーション結果を確認できますか?
オンライン会議ツールを使い、実際の画面で機能をご覧いただけるライブデモを無料でご提供しています(所要15分〜)。
Q. 他のカラーシミュレーションツールとの違いは?
AIによる部位検出(マスキング)、メーカー色の再現、質感の保持、そしてシミュレーションのスピードが大きく異なります。
Q. 外壁や屋根にも対応できますか?
基本的にあらゆる写真に対応可能です。詳細はお問い合わせください。
Q. アプリのインストールは必要ですか?
ブラウザで動作するため不要です。アプリのようにホーム画面へ追加することもでき、スマホ・iPad・PCいずれにも対応しています。
Q. ChatGPTやGeminiで自分で生成できるのでは?
一般的な生成AIとは異なる変換技術で特許を取得しており、屋根・外壁・雨樋・破風・鼻隠しといった部位を細かく区別できるため、高精度なシミュレーションが可能です。
◆ まとめ

AIカラーシミュレーションは、「色を塗りつぶすだけのアプリ」と「専門知識が必要な高機能ソフト」の中間に位置し、誰でも手軽に、かつ実物に近い精度でシミュレーションできる技術です。特許取得済みの技術により、わずか5秒で質感まで再現した仕上がりイメージを確認できるだけでなく、契約率の向上とシミュレーション作業時間の削減という2つの効果を同時に実現している点が、従来のシミュレーション手段との最も大きな違いといえます。
まずは実際にお試しいただき、その仕組みを体感していただければと思います。無料デモは15分〜、即日開催も可能です。